"テイルズオブジアビス"の話

はいこんにちは、家庭です。

2回目の投稿にして超有名どころの昔のRPGゲームテイルズオブジアビス(2005)を語る理由は非常に単純です。このゲームがわたしのこんにちまでのサブカルの根源にあたるからです。そもそもわたしはそれなりのゲーマーであるにもかかわらず、ドラクエファイファン、モンハンなど(テレビゲームの)RPG界の王道を一度もプレイしたことがないんです。テイルズシリーズも結局アビスのみ、あとの有名どころはキングダムハーツのサイドストーリー版みたいなのをひとつだけとドマイナーなRPGのプレイがメインでした。なぜか、それはアビスばかりを何周もしていたからです。

ここまでアビスにはまり、それがサブカルの第一歩になったのにはいくつか理由があります。

 

     ゲームも2次元(アニメなどと同じ創造物である)ということを自覚した

     BUMP OF CHIKENが主題歌をやった

     鈴木千尋が主演だった

     子安武人も出演していた

     わたしの「設定厨」という側面を見出した

 

などがあげられますが、まずはあらすじと登場人物(イケメン)を紹介します。

ちなみに、わたしはあらすじや設定などきわめてアニメ的な側面からアビスにはまったので正直操作性というかシステムについては満足していません。ほかのテイルズシリーズはあまり知らないですけどもっと操作性の高いものはいっぱいあると思います。

 

さて、あらすじです。が、わたしはただイケメンを紹介したいだけなので難しい専門用語や設定についてはガンスルーします、結末についてもプレイするなりアニメ見るなりして把握いただければ幸いです。

 

幼いときに誘拐された以前の記憶がなく城でのみの生活をしている国王の甥、ルークはティアという謎の女と反応しあっちゃって城の外に出てしまいます。ルークは城に戻らなければいけないけど、彼らが反応しあったのには敵国との戦争やルークの生い立ちなど様々な要因が絡み合っていました。それらをすべて解決するとき、ルークは生きる意味を知ることになります。

 

と、まあ抽象的な説明になってしまいましたがこれ以上深くなるとややこしくなってしまうので大雑把にこんな感じです。(ちなみに小学生の頭では3回くらいクリアしてはじめて専門用語など込みで話を理解できました、とてもややこしかったです)

 

登場人物の紹介にうつりましょう。みなさんやっとイケメンがいっぱいでてきますよ、最高ですね。

 

ルーク・FFCV鈴木千尋

本作の主人公、17歳です。ファブレ公爵の息子で王位継承権は第3位という貴族です。これまでの人生のほとんどを城で生活しているので傲慢でわがままです。見た目は赤い長髪でよくわからない構造のお腹だけ露出した被服です。金持ちだからか。髪の毛は毛先にいくにつれオレンジ色になっていて、まるで炎みたい!って感じらしいですがゲーム内で操作するときはこの長髪がわっさわっさいっててかわいくてしゃあないです。嫌いな食べ物も非常に多いです、金持ちめ。ただ顔がいいのがむかつくところですね、ほんとかっこいいです、声も鈴木千尋だし。テイルズシリーズ全体の人気投票でも上位によくいるので世の中顔かってなりますね。

あと彼は冒険中も不平不満ばかり(金持ちだからです)なので鈴木千尋の不機嫌ボイスが豊富っていうのもなんとも贅沢です。あと強気っていうか世間知らずっていうかとにかくそういう傍若無人鈴木千尋も堪能出来てお得です。性格としては、幼いころ誘拐されていて記憶がなかったり、その後城にずっといたりして、ひとと真面目に関わったことがないので褒めるとすぐデレます。ほんっとすぐデレます。ゲームの幕間のスキットとかでも顔赤らめてデレるので最高だなって感じです。過去に闇を抱えたツンデレおバカ世間知らずお坊ちゃまってちょっと属性が強すぎません?なんといっても高めに推移するセクシーな声が魅力なので、彼の特技「双牙斬(そうがざん)」は初期からめっちゃ使っていました。鈴木千尋にそうがざんっ!って言ってほしくて。

 

ティア・GCVゆかな)

本作のヒロイン、16歳(には見えない)。ルークの剣の先生、ヴァンの妹です。しっかりした冷静沈着なおっぱいお姉さんです。しかしルークより年下。ルークには「冷血女」「メロン」とか呼ばれます、おっぱい的な意味で。

 

ガイ・CCV松本保典

ルークの世話係兼幼馴染、21歳。冒険当初はパーティに参加しませんがとある場面でルークのピンチを救いに登場。そのときのセリフが「ガイ様、華麗に参上!」。はあかっこいい。金色の短髪で、100人いたら95人くらいは気に入るような好青年です。趣味も卓上旅行と堅実だしルークの我儘にも笑顔で応えるスーパーガイです。いやこれリアルガチ恋枠じゃんって思うじゃないですか、、、、女性恐怖症なんです。たまんねくないすか。上記のティアなどパーティ内の女性もダメで一定の距離を保っています。ただ紳士ではあるのでやや遠距離から優しく気を遣っています。

パーティ内ではほぼ唯一の常識人でスキットでは正論や知識をおしゃべりすることが多いです。松本さんはもっとアドリブしたかったとか言っていてかわいかったです、ちなみにノリスケおじさんです。わたしがガイの中で群を抜いて好きなのはスキニーパンツかタイツか、とにかく脚にフィットする形状のズボンを膝丈のジャッキーブーツみたいなのにインしているとこですね。高貴なのにセクシーという得も言えぬバランス…。

 

ナタリア・LKCV根谷美智子

ルークの従姉妹であり(つまり王女)婚約者、18歳。気の強いツンデレ幼馴染。ルークにはツンデレなので裏ではめっちゃルークのことが好きです、かわいい。小学生のときナタリアのドレスが毎回かわいくてちょっと憧れていた

 

ジェイド・CCV子安武人

敵国の軍第三師団師団長大佐、35歳。敵国の人間ですが利害が一致したので初期からパーティに加わります。ストレートの長髪で細縁眼鏡!普段は物腰柔らかな紳士ですが(ルークがクソ我儘な分ほかの男性陣は紳士です)、戦闘時の強めのジェイドもまた風流です。ジェイドはすごい頭の良い役なのでなんかハイテクな方法で武器の槍を右腕に直接収納しているんです。意味わかんないですよね、大丈夫わたしもです。それを闘う前に微笑みながら出すんですけどそれがやっぱり何回見てもかっこいい!戦闘中にかっこいいキャラはたくさんいますが始まる前からこんなにかっこいいひとはなかなかいないんじゃないかな。しかもなんか余裕の表情だし皮肉屋だし、おじさんだけどかっこいいよジェイド。よく「おやおや」とか「やれやれ」とかひとを鼻で笑ったりしながら眼鏡をクイっとするんですがそのたびにたまんねえ、イケおじ最高!!ってなりますね。

そしてお待ちかねの子安だよ!!!子安の時間だよ!はじめての子安がイケおじジェイドでよかったです、ボーボボとかじゃなくて。で、本体を始めてみたのはアビスから時間があいて中学か高校のときで、なんかのアニメの座談会とかだった気がするんですけど石田彰がいたことと子安くらいしか覚えてないです衝撃的過ぎて。子安は脇役の声でそのときも一番端に座っていたんですけど、なんかまるで主役のような風格が漂っていました。でかいし。正気か?みたいなカーテン生地のジャケットを着ていました、もう全然ついていけない。カーテンだしお顔の印象が強すぎてね。ここまでけちょんけちょんに書くとまるで子安を嫌いみたいですけど、好きです子安。彼の一番好きなところは「僕が顔出しするとみんなの夢を壊すので出たくない」というスタンス!最高わかってる。ジェイドのときも、彼は常識人に見えて結構アドリブ飛ばすのではっちゃけ子安が楽しいです。ルークをねちっこくいじるときのジェイドの楽しそうな表情と子安の声の張り、最高です。

 

アニス・TCV桃井はるこ

ローレライ教団神託の盾(オラクル)騎士団導師守護役(フォンマスターガーディアン)奏長唱師、13歳。肩書全然意味分かんね(笑)イオン様(後述)の護衛係でジェイドの部下っぽい感じでもあります。黒髪ツインテロリっ子です、最高。守銭奴ゆえルークが好き。

 

イオンCV大谷育江

ローレライ教団最高指導者、14歳。アニスに護衛されている側のひと。大人っぽいショタって感じです、優しいしかわいいしショタだしパーティ内の癒しです。おんなの子みたいでかわいい。劇中でイオン様はお亡くなりになるんですけど、そのときはほんとに見てられなかったですね。

その正体は2年前に死んだオリジナルイオンの複製で、つまり生まれてからまだ2年目でした。皆に「導師」という肩書でしか見られていなかったなか、あまりものを知らないルークは純粋にイオンをイオン一個人として接してくれたこと(「あーもーめんどくせーなー!イオンはイオンなんだからそれでいいだろ!!」みたいなことを言っていたと思います。ルークのこういうところが好きなんだなあ)やその旅をきっかけにオリジナルの影武者ではなくひとりの人間として生きていこうと決めましたが、その矢先にまあいろいろあって息を引き取ります。その時の覚悟は素敵でした。2歳児かわいいです。

 

ここまでが主な味方メンツです。最後にもうひとり、キーパーソンのイケメンを出してそろそろ終わります。ほんとごめんもうちょっとつきあって…。

 

アッシュCV鈴木千尋

ローレライ教団神託の盾(オラクル)騎士団六神将響士、17歳。ルークをライバル視してくる敵陣のひとりです。通り名は「鮮血のアッシュ」となかなか物騒です。その戦闘力の高さと鮮血のような赤い髪の毛からきていると思います。口癖は「屑が」となかなか物騒です。すぐキレるし屑がとかいうしカルシウムが足りてないんだろうなきっと。

ただね、ひとつのゲームをやっているだけで傲慢バカ鈴木千尋(ルーク)と冷徹傲慢鈴木千尋(アッシュ)を同時に味わえるアビスはほんとうにいいゲームですね。ルークとアッシュの掛け合いは鈴木千尋の一人漫才ですからね。でもゲームをプレイしているときはこのふたりに同じひとが声を入れているなんて想像もできませんでした。ルークは地声高めだし、アッシュは太い声だし。鈴木千尋の地声はルークかな。いまだに鈴木千尋のどこからアッシュが出ているのかまったくわかりませんね。

 

なぜCV鈴木千尋かといいますとね、間違いじゃないですよ。実はね、もともとファブレ公爵家の子息として生まれたのはアッシュなんです。つまりアッシュの本名はルーク・フォン・ファブレなんですね。ルークの項で「幼少期に誘拐された」と書きましたが誘拐されたのもアッシュです。じゃあルークは誰なんだっていうことになりますが、王国にルークを返還する際にカモフラージュとして作られたのがルークで、実はアッシュは囚われたままだったというわけです(わかりにくいですね)。ルークはどこから連れられてきたとかではなく、作られたんですね。これをこの世界では「レプリカ」というんですけど(ちなみに前述のイオン様もオリジナルイオンのレプリカという位置づけです)、早い話がアッシュの偽物です。つまりルークの「幼少期(誘拐事件以前)の記憶がない」っていうのは当たり前で、だってそのときに作られたんだもん。アッシュは自分の偽物が王国の人間としてのうのうと生きていることに対して憎しみを深く持っています。それが誘拐以後の彼のアイデンティティ形成の大半になってしまいます、悲しい。ただ一方でのうのうと生きてきた側のルークは突然自分が偽物だとか言われてそれはそれで思い悩みますよね。アッシュはルークと戦い敗れることでその憎しみによるその存在意義がなくなり最終的にはルークを認めます。その結果ルークを助けるために囮になって命を落とします。和解できてよかったほんとによかった…。ルークはルークで、アッシュとルークにはそれぞれ別の命が宿っていることを悟り、心を改めるためにティアの前で断髪します。いや髪切っただけで改心とかあるかよとか思っちゃったりしましたけどゲームでもアニメでも映像はとても綺麗なので一見の価値ありです。その後は性格も穏やかになりほんとに別人みたいになります。そのためネット上では「長髪ルーク」「短髪ルーク」とか言われてバカにされています(主に長髪ルークが)。

 

さて久しぶりにアビスを思い出すにあたっていろいろ聴いたりアニメ観たりしましたが、ほんとにいいゲームだったなあ…。というわけでねこの素敵ゲームに華を添えたのがなんといってもBUMP OF CHICKENでした。時期的にはアルバム“orbital period(2007)”ですね。主題歌は言わずもがな“カルマ(2005)”です。これね、ゲームのOPもアニメのOPもさいっこうですよ。これも見てくれないとわからないかな。藤原基央がアビスを気に入ったらしく、“カルマ”をちゃんとつくったぽいですね、世界観がほんとに素敵なんです、あっている。さらに藤原基央は頼まれてもないのに劇中歌やサウンドトラックとかもつくりました、いい仕事してますわ。

 

とまあほんとにいいゲームだったなあ。引っ越しに際してゲームはすべて処分したんですけどもういまにでもプレイしたいですね。アニメとか見ていてもここもっと言いたい!とかいっぱいあって困ります。ルークの鞘の背負い方とかですね。そもそもアビスの人間関係を全て把握して最大限萌えるためには世界地理とその形成過程、さらにその歴史などほんとうにたくさんのことを理解しなければなりません。わたしはここまで作りこまれている創作が大好物なのですが、さすがに文字だけでそれらすべてを伝えきるのはむずかしい…。ルークもティアもガイもジェイドも、登場人物それぞれが過去になにかしらを抱えていて、そのすべてが深く絡み合っている複雑な世界です、もちろん敵キャラも例外ではなく。一例をあげますとルークやイオン様など「レプリカ」をつくるための一番根幹となる発明をしたのはジェイドです。みたいなね。そういうのにそれぞれがどう向き合って未来に続けていくか、というような自分探しの旅なんですよね。まあわたしはもうガイがガイのまま爽やかに歳をとってくれたらそれだけでハッピーなんですけど!

 

というわけでテイルズオブジアビス一番の推しはガイです、という話でした。次は何について書こうかなと思いましたらそろそろ年の瀬そして年明けということで、お正月の風物詩箱根駅伝を題材にした小説“風が強く吹いている”(に出てくるイケメン)について書きたいと思います。