【赤城俊平】#人類には早すぎます【1話】
そんな気はしてた。全然動いてないこのブログを更新する羽目になる気はしてた。「新金曜ドラマ！ハートフルファミリーストーリー！主演はジャニーズWEST重岡大毅！」の時点で察したしその後公式から供給される数々のシーンカットやオフショットで確信してた。なんなら早く見たいし早く書きたいし更新したいとさえ思った。放送前夜くらいまで。
そうなってから見るまでめちゃくちゃ覚悟必要だったが？マジで娯楽のために見るはずのドラマで、しかも別に見てないのにこんなしんどいことあるか？BANANA FISHや宝石の国がしんどいのはわかる。そういうストーリーだからだ。ハートフルな家族の話で？ここまでしんどいか？そうじゃない。主演が重岡大毅というだけでここまでしんどいのだ。マジでできることなら見たくない。見なくていいなら見たくない。絶対無理だから。自明。
重岡大毅、早すぎた存在。リア恋という言葉すら生ぬるい。「いる」を演じる堅牢な演技力。つらい。実体感が増すたびに痛感する俳優としての素質。余りにも遠い。つらい。何故重岡大毅がわたしの生活に交差しないのか。つらい。みなさんは重岡大毅を知らぬまま死にますか？わたしもできることなら重岡大毅を知らないで生活したかった！！！安寧を返してほしい。
はい、見ました。
ドラマ死役所やRainbow Chaserのショートドラマで痛感してたけど重岡さんのナレーション能力凄まじいですよね。澄んでる。氷点下の海みたいな静けさと夏の夕方の陽だまりみたいな温かさが同居しててずっと聞いてたい。そんなんから始まるドラマなんて「良い」に決まってんだよね。
重岡さんとの過ごしたことのない日常が1話から垂れ流されててほんとうに死ぬところだった。重岡さんの寝坊も、朝の送り迎えも、残り物だらけのお弁当も、憂いを帯びた表情も、寝顔も、全部見たことあったけどなんで？見たことないけど見たことあったよ。重岡さんが生活を演じるの心待ちにしてたとこあったけどこんなに胸が苦しくなるんだって思った。
脚本のマギーさんは今回のドラマを「重岡さんのパパが見たいんですけど」と依頼されたみたいだけどパパジャニでパパやってるジャニーズWESTの重岡さんと赤城俊平は全くの別人で、当たり前のことなんだけどそれもすごく胸が痛かった。我々は現在アイドルとしてパパをする重岡さんと俳優としてパパ役をする重岡さんのどちらも見ることが出来、これはめちゃくちゃ画期的なことだと思う。
パパジャニは「パパ」とはいえ1日だけ余所のお子様をお預かりしているので彼らはお父さんだったりお兄ちゃんだったりお母さんだったり友達だったりを使い分けてお子様と接してる。でも赤城俊平はそうはなれない。赤城陽くんは一人っ子だし彼のお母さんは帰らぬ人となってしまった。赤城俊平はそんな息子と生きていかなければいけない父親だ。
重岡さんの演技の端々にその覚悟ともいえる表情が見てとれる。パパジャニでは一切見たことのない表情だ。とてもつらい。新しい顔を見ることが出来るのは嬉しいことだがとてもつらい。しんどくなってきた。もう見なくていいか？
終盤の仲野太賀さんとの掛け合いすごかった。映画じゃん。重岡さんの泣き笑いって重岡さんにしかできないと思ってるんですけど、こんなのできる俳優いま日本にいますか？できることなら10代の重岡さんの作品もっともっと見たかった。マジでこれに関しては日本俳優界の損失。関係者は肝に銘じてください。同じ過ちを繰り返すな。
いまなら見逃し配信まだやってるしParaviに入ったらいつでも見れるしみんなで見ような。みんなで見たら怖くないから、怖いけど。あとそろそろ山田太陽は台湾から帰ってくる頃合いなのでそっちもどうにかしないとな。
