はじまりのひと、三宅健さん
今日は三宅健さんの38歳(!)の誕生日ということで、わたしが三宅健さんに出会うまでを書いてみようと思います。前々から書きたいなあと思っていましたが誕生日に乗じて自分語りをする痛いオタクにお付き合いください。
ていうか38歳って何歳だよ。何界のお話だよ。
わたしはいま21歳ですが、小中高とマジで、マジでジャニーズに興味なかった。小学生のときは漫画、中学生のときは趣味のない根暗、高校生のときは芸人オタ、って感じのわたしにとってジャニーズはほんとに未知だし、未知ゆえの嫌悪みたいなのがひしひしとあった。配慮のないサッカー部(サッカー部への熱い偏見)みたいな、スクールカースト上位者への憧れからくる嫌悪、みたいな。マジで自意識がぐにゃぐにゃに絡まってカチカチに凝り固まってろくなもんじゃなかった。
唯一、うちは家族単位で任侠映画、ヤクザ映画、ヤンキーものなどが好きだったのでごくせんは見てた。だから松潤、亀梨くん、赤西くん、高木くん、淳太くん、クラのことは知ってた。知ってたしこのひとたちのことはなんならかっこいいと思ってたよ。まあわたしは三浦春馬もジャニーズのなにかだと思ってたのでほんとごめんなさいでした。
ジャニーズについてもうひとつ忘れられない出来事がある。小学生のとき、たぶんKAT-TUNがデビューするだとか、しただとかの時期。クラスに華のある4人組の女の子がいて、亀梨くん派か赤西くん派かで揉めてた。で、休み時間にクラス中の女子の意見を聞いて、どっちが天下取るか争うことにしたらしい。
当時のわたしは(たぶん)ちゃおに載っていたグラビアのKAT-TUNしか知らなくて、しかもそのとき2次元みたいでかっこいい!って思ったのが上田くんだった。ので、あの、上田くん以外のひとの顔をあんまり鮮明に思い出せなかったんですよね。
クラス投票は佳境に入り、終盤ってところでわたしの番になった。まず質問が「カメと仁どっちが好き???!!」だったからね。いや選択肢の不自由!加えてわたしはカメと仁の顔をあんまり鮮明に思い出せない病気にかかっていたので思わず言っちゃいました。
「上田くんというひと」
めっちゃ総スカンだった(笑)人生21年、なかなかの総スカン。「上田竜也の話いましてねえよ!!!!!」「カメか仁か選べや!!!!!」「上田竜也マジで関係ない!!!!!」いやあまりにも上田くんへのあたりが強すぎる(笑)だってカメと仁の顔思い出せねえんだもん、許してくれほんとに。
そんくらいです、小中高のわたしとジャニーズの話。このころのわたしにいまのわたしの惨状を教えてあげたいくらいです、デビュー組はもちろんJr.の大体の子の名前と顔が一致してるよ、三浦春馬はジャニーズじゃないよ。
話はだいぶ飛んで、大学2年の年です。そう、V6とHey!Say!JUMPが合同で24時間テレビのメインパーソナリティをやった年です。たまたま見ていたヒルナンデスでチャリティシャツのお披露目をしていたんですね。「へえ今年はV6とHey!Say!JUMPなんだ、へえ」ってそのときはそう思っただけでした。
後日、なんとなくつけていたEテレで「みんなの手話」を見てしまったのが運の尽きでした。嘘です、すべてのはじまりでした。このときのわたしの感情の揺れを本人に聞いてみましょう。
「あっ、このひとこないだのチャリティシャツのひとだ。V6?えっでも若くない?V6って結構長くやってるひとたちじゃなかったっけ?えっ若くない?しっかりしてそうだけど若くない?ああなるほどこのひとHey!Say!JUMP側のひとか!なるほど!20歳そこそこかな?ああなるほどね、へえ若いのに手話上手なんだすごいなあ(ここまで一息)」
で、Google先生に教えてもらったら、これですよ。三宅健、1979年生まれ、アイドルグループV6のメンバー
うそ、V6側のひとだったの???!なにより若すぎるし、それに加えて顔が整っていて綺麗すぎたので、それからはあんまり大きな声では言えないですけどゆーちゅーぶとかにこにことかでV6のことを知っていきました。(V6、にこにこにめっちゃ動画ある、ほんと死ぬほどある、なんでにこにこ民に人気なんだろう)。
わたしは生まれも育ちも秋田なので学校へ行こうとかいう番組はマジで一回も観たことない、そのレギュラーがV6だったっていうことも知らなかった。非国民かよ。
とにかく、そういう動画の三宅健さんは全方位抜かりなくアイドルで、笑ったり泣いたりしてた。
アイドルという存在に疎すぎたわたしにとって三宅健さんというアイドルは唯一にして絶対的なアイドルになりました。
この間1ヶ月足らずとかだったと思う。24時間テレビ当日はわたしはバイトだったけど深夜帯のコーナーとか三宅さんがメイン張ってたコーナーはちゃんと全部観た。
これが、わたしが三宅健さんというアイドルに気づき好きになった過程です。強いていえば手話出の三宅担なのか?でもみんなの手話をみたのはほんとたまたまだったのでキモオタ風にいえば「運命」だったんだと思います。(キモい)
三宅健さんを好きになってから、ジャニーズに抱いていた嫌悪感なんて全くなくなったしその後の岩本くんとか小瀧くんにも繋がっていくのかなとか思う。
もし三宅健さんに惹かれてなかったら未だにジャニーズに対して屈折した自意識をぶつけていたかもしれない、かなり損失。
わたしは三宅健さんの、NYLONとHanakoという両極端なオシャ系雑誌に連載持っているところが好きです。
三宅健さんの、おっ注入か?っていうくらいぷっくりな涙袋が好きです。(注入ではない)
三宅健さんの、ラヂオでの語り口が好きです。
三宅健さんの、ちょっと大きめな耳が好きです。
三宅健さん、わたしの初めてのアイドルになってくれてほんとうにありがとうございます。
いやたぶん三宅さんは「おせえよ、どこほっつき歩いてたんだよ」っていうと思うんですけど(実際問題モストオブ知らんがな案件だと思う)
そういうとこも好きだよ♡
ということで悲しいほどにアイドル三宅健さんの38歳をお祝いしてこの記事は終わりです。マジで誰得だよって感じでごめんなさいでした。