”Coming Century”の話

はいこんにちは、家庭です。

もとより自他ともに認める面食い、イケメン好きであるわたしですが最近それに拍車がかかってしまい自分ひとりでは抱えきれなくなってしまっているのでここで発散します。Twitter140字も短く感じていて、ここではタラタラと長文を書く予定なので時間が余ってしょうがないひとが読めばいいと思います。

タイトルからわかる通り、このブログではイケメンしか扱いません。洋邦、年代、次元を問わず“わたしが好きなイケメン”についてわたしが満足のいくまで語ります。守備範囲は広いほうだと思っていますが偏りがあったらごめんなさい。また、わたしにも未開のジャンルがやまほどあるのでおすすめのイケメンがいたら教えてください(これが真の目的です)

 

さて、記念すべき初めての投稿はずばりComing Century(1995-)についてです。ほんとはV6についてでいいと思うんですけどさっき6人分を書きなぐってみたらびっくりするほど長い文章になってしまったので年上3人についてはまた別の機会にご紹介します。

 

どうやら最近の若い子たちの中にはV6は知っているけど彼らがグループ内にさらに2つの区分を設けていることを知らなかったりするそうです。斯くいうわたしも去年まではまったく無知でした。V6のメンバーは年の順に、坂本くん、長野くん(-1)、井ノ原くん(-5)、森田くん(-8)、三宅くん(-8)、岡田くん(-9)となります(括弧内の数字は坂本くんとの年齢差です、ご参考までに)。このうち上3人が”20th Century”、下3人が“Coming Century”です。

 

さて、この“Coming Century”(略してカミセン、はよく知られた語だと思います)、年齢差が特徴的なV6というグループにおいて学年がひとつずつしか違いません。三宅くんが中1だったとき森田くんは中2だったんですね。この詰まった年齢差がカミセンの魅力のひとつです。それでは3人それぞれのプロフィールを見ていきましょう。

 

森田剛1979.02.20-現在37歳)

言わずと知れたカリスマです。あのKAT-TUNが憧れた先輩としても有名です。特徴的なのがツンツンの金髪を霧吹きで濡らしてからステージに出るという通称「濡れ髪」と呼ばれる技でしょうね。当時のジュニアがこれを真似てペットボトルに入れた水をステージ袖でちょろちょろしていたらしいです、かわいいな。また、木下優樹菜など現アラサー元オラオラヤンキーの女性タレントがこぞって「やっぱモリゴウっしょ」と証言していることも有名です。モリゴウって呼び方めちゃくちゃ強そう

本職でオラオラしていたひとたちからもカリスマと言われていたモリゴウですが、一転中身はクソ甘スイートボーイです。2日以上の休みが出来たら春日部のおばあちゃんちに行く、妹の彼氏に嫌がらせしまくったら妹に嫌われた、近隣のおじいちゃんおばあちゃんたちと出るボウリング大会があるから仕事が巻きで終わってほしい。などなどはじめて聞いたら思わず「ほんとかよ??!!」って言っちゃうようなエピソードがゴロゴロ出てきます。最近では猟奇殺人鬼役の番宣で出演した番組で「ふわふわの玉子サンドが大好き」と言う、などという事件もありました、あれは死ぬかと思いました。とにかく、鋭い表情で演技やダンスをするときとメンバーと砕けておしゃべりしているときの差がすごいですね。

あと、彼の代表的なソロ曲に“candy(2007)”という曲があって、これはCharaさんが作詞作曲をしているのですが、歌っているのもCharaかな?っていうくらい御声が甘々で溺れてしまいます。ぜひ一度聞いてみてください。

「行こう イメージの中 飛行して 夜を越えて 来てよ つながろう」

なんてあのスイートボイスで言われてしまうと幾千の夜の越えて森田剛を探す亡霊になりますね完全に。ちなみにわたしはもう亡霊です

 

剛くんの顔なんですけどね、わたしはやっぱりあの目がさいっこうに好きなんですよね。意志の強そうで不機嫌そうな目とえぐいくらい綺麗な角度に上がる眉ですね。あれはもう自然界の奇跡みたいなとこがあると思います。いまだにアレ?二次元かな?って思うことがありますね。加えて涙黒子といいますか、設定かよ?っていう場所に黒子があります。剛くんは顔に黒子の多いひとで一時期は健くんに「おいホクロ星」と呼ばれていたりしたんですけど雑誌とかの撮影で修正によって黒子消されるのは嫌いみたいです。最近は色黒が勝っているのかテレビに出ていても黒子はあんまり目立ちません。

 

三宅健1979.07.02-現在37歳)

わたしをジャニ沼(そんなものあるのかわかりませんが)に堕とした御方であられます。彼も昔はチャラチャラオラオラしていて日サロとかにも通っていましたがいまでは真逆、色白の美魔女みたいになっています、いい意味で。日傘を買ったと報告してくれたり、いいリップクリームを教えてくれたり、めちゃくちゃ女子力の高い女の先輩みたいな感じです、いい意味で。

加えて、ファッションにも造詣が深く、10代のころからゴローズのイーグル(とても高価)やラルフローレンのオーダーのブレザー(とても高価)を身に着けていました。うらやましい限りですね。日本文化に傾倒していることも有名で、大相撲中継とかにたまにふつうに映っています、ほんとにふつうに。落語とか神社仏閣めぐりとかも趣味らしいです。最近ではリオパラリンピックNHK番組MCに抜擢されたりしてその真面目な一面が徐々に世間のみなさまのお目にかかるようになりました。

テレビ朝日系の音楽フェスではV6自身の演出にも大いに関わっていて、そのプロデューサー的手腕にも注目したいです。かねてよりセルフプロデュース能力の高さも特長のひとつで、彼のソロ曲“悲しいほどにア・イ・ド・ル(2010)”というタイトルがぴったりと当てはまります。わたしたちオタクはどんなに頑張っても健くんの掌で踊らされているだけなんです、それさえも心地よくなっていきますけれど。

 

健くんのお顔はですね、まあもちろん全てが綺麗で大好きなんですけど強いてあげるとするならば顎のラインと首ですかね。顔ちゃうんかい!健くんは顎の骨のラインが綺麗で、意外と太めの首につながっているのが得も言われぬ美しさなんですね。一見するとベビーフェイスというか童顔なんですけど、それぞれのパーツは案外男らしく無骨という感じでそのアンバランスさに虜になってしまいます。

 

岡田准一1980.11.18-現在35歳)

こちらはもう日本を代表する名俳優ですね。ただ彼のデビュー当時はりんご病か?というほどぷっくりしたほっぺに舌足らずなおしゃべりで、今のお髭の彼とは似ても似つきません。SMAPさんのコンサートで中居くんにトークをふられ、「にがつじゅうよっかのしーでぃーかうひとー?」と宣った天使は何処へ。岡田は自身のキャリアのなかで何度か進化を遂げています、だいたいポケモンと同じです。2回進化したしもうないかなって思っていたら最近メガ進化しました。

まず彫刻期というかニーチェ期というかシュガー期というか、とにかく美しかった時期があります。わたしはこの時期の“冬の運動会(2005)”というドラマが彼の映像作品では一等に好きなのですが、岡田は「このままでは顔がいいだけの俳優になってしまう」とほかのスキルを上げ始めます。多分それが格闘技というかアクションというかなんでしょうね。“SP 警視庁警備部警護課第四係(2007)”や“大河ドラマ軍師官兵衛(2014)”などでその地位を確立しました。

そしてメガ進化、岡田曰く「高田純次さんになりたい」です。最近では地元枚方のテーマパークにいいようにおもちゃにされたり、「西洋の甲冑ははじめてですねえ」とか言っているNHKの番組をやっていたりします。どんなに有名な俳優になっても江頭2:50のモノマネを真剣にやっていた頃と精神は変わっていないのかなと思っています。そしてアイドルの本職ともいえる歌ですが、岡田の歌声は低いのに甘い、とてもずるいものです。

 

准くんのお顔はもう述べる必要もないくらい美しいのはわかっているんですが、言わせていただきたい。完璧な彫刻ではないんです、准くんは。あの、おでこがですね、ちょっと隆起しているんですよ。儚い系の役をやるときは髪が長かったりであんまり目立たないんですけど。剛健には「デコパ」って呼ばれています。まあ、デコが出ていようが男前な彫刻削り節男子なので、すべては出生時の奇跡の成せる技でしょうね。

 

ここまで3人それぞれを紹介しましたが、ここからはカミセンの関係性、そしてカミセンの最大の特長を(がんばってしぼって)ひとつ、紹介します。

まず3人がお互いをどう呼び、呼ばれているかをまとめてみます。これだけでも結構関係性がわかっておもしろいです、はいわたしがです。

森田→三宅:けん 

森田→岡田:オカダ

基本的に森田剛という人間はツンデレです。彼の愛情表現の大半はツンなので呼び方もなんだかそっけない感じになります。また、ゲスト出演した番組などで健くんの話をするときは「三宅」となり、「三宅が○○で、こっちは正直迷惑だ」というのが基本スタンスになります。ただこっちは迷惑だ、とか言いつつ健くんのちょっかいなどにはタジタジな様子だったりします。たぶんうれしいんだと思います。

岡田についてはどう転んでも「オカダ」という感じでこれはもうV6のメンバー内でも仕方のないことなのかなという感じです、みんな名字で呼びますね岡田のことは。

三宅→森田:ごお

三宅→岡田:オカダ

表記が「ごお」なのは絶対「ごう」じゃなくて「ごお」って言っているからです。下の名前を普段から呼び捨てで呼び合うのはV6内だと意外にも剛健コンビだけで流石シンメ、となります(V6内では、年上は愛着からだいたい“くん”をつけますし年下はジャニーズの上下関係にならってだいたい“くん”をつけます)。健くんは一度で剛くんに気付いてもらえることがあまりなく、「ごお!ごお!ごお!!ごお!」と連呼する様子がよくテレビで流れていたりします。人前で剛くんについて話すときは「森田くん」となることが多いと思います。

そして健くんも岡田のことは「オカダ」と言います。メンバーがあまりにも「オカダ」としか言わないのでファンであるわたしたちもだいたい「岡田」と呼んでしまいます、ごめんね。ただ、健くんは「准ちゃん」と言うこともたまにあり、(岡田とふたりで話しているときが多いかな、と思います)そのときの岡田はもう満面の笑みです。言うのを忘れていましたが岡田はびっくりするほど変態でメンバー大好きすぎてつらいペロペロみたいなわたしたちオタクとあまり変わらないような気質があります。

岡田→森田:ごうくん

岡田→三宅:けんくん(ちゃん)

ついさきほど書きましたが岡田は変態なので基本メンバーには甘々です。ということで“くん”や“ちゃん”は絶対といっていいほどつきます。特に健くんに関してはどれだけ赤ちゃんに見えているのか知らないけど「けんちゃん!」というデレデレな瞬間みたいのがあります。大抵は「30代のおっさん同士が何やってんだよ!」とあしらわれますが、ノってくれるときは健くんも「准ちゃん」呼びになってくれます。

 

呼び方の段階で気づいた方はすごいですが、初期は剛健が岡田のことをまるでおもちゃのように扱っていました。カミセンのデビューはV6のデビューと同じですから、当時最強のシンメ剛健として世間を席巻していたふたりの中に、芸能界とか全くわからない14歳の男の子が入れられたわけで、そりゃあおもちゃになりますよね。ホテルはダブルに3人でということが多かったみたいなので岡田はだいたい補助ベッド(本人曰く雑魚ベッド)に寝ていました。おもちゃ扱いがいつまで続いたかはわかりませんが、高校生になってもキスマークをつけられて遊ばれたりしていたようなので結構長期間です。手の付けられようもなかった悪ガキふたりになにをされてもめげなかった岡田えらいよ!(この高校時代に彼は高橋一生といういま激アツの俳優と出会うのですがその話はまた今度で)

そして20代の多くをカミセン3人はそれぞれ反抗期として過ごします。別に母親にキレるとかじゃないですけどお互いにちょっとずつツンケンしていた時期だと思います。まあそれも番組や詳細な時期によってだいぶかわるのでムラと捉えてまったく問題ないです。

問題なのはこのあとです。ついに岡田の変態が開花します。岡田少年はデビュー当時から剛健の深くて深すぎる愛情(キスマークとか)を感じて成長しました、ということで愛情表現とはこういうものだと思ってしまったのでしょうか。現在では立派なメンバー大好きペロペロおじさんになりました。コンサート中にカメラをもったら健くんを尾行、剛くんの尻を盗撮などします。いいなー!岡田いいなー!ずるいなー!また、SPの番宣で出演した真面目な番組にて、命をかけて守りたいものは?という質問に「うちのけんちゃんですね(ガチトーン)」と答える岡田。もう手遅れかもしれません。

 

というわけで関係性が

剛健→ԑ=ԑ=ԑ=

だったのが

准→ԑ=ԑ=ԑ=剛健

になりつつあるという話でした。剛健逃げて超逃げて

 

さて、ここまでカミセンがどういうグループなのかすべて主観でお伝えしましたが、最後にカミセンが何を生み出しているのか、つまり彼らの曲について語ります。カミセンの代表曲は“Theme of Coming Century(1995)”というとっても前衛的な曲です(作詞はジャニーさんです)。このようなEDM曲ばかり、ダンスミュージックばかり、というのが一般層の方々の考えなのかなと思います、そもそもビジュアルもチャラいし。もちろんゴリゴリのダンスミュージックもかっこいいしいい曲はいっぱいあります。ですが!カミセンの曲を聴いたことのないひとにこそ聴いていただきたいジャンルがあります。ずばり「切ない恋愛系」です。これはもうね、やばいですよ。カミセンの儚い声質と切なく不憫な歌詞がとても合います。奇跡のマリアージュです。

ここでおすすめしたいのは「かけら三部作」といわれる3曲のうち2曲です。かけら三部作とは“夏のかけら(1998)”、“想いのカケラ(2009)”、“キミノカケラ(2013)”です。これらの制作意図に関連性はないですが、奇しくもかけらという単語が登場することからわたしが勝手に「かけら三部作」と呼んでいますが、年代にも開きがあって成長を感じることもできるので3曲まとめて聴くのもまた乙なものです。“夏のかけら”はハッピーな夏の始まりソングということで今回は割愛です。

さて、“想いのカケラ”ですがこれは王道の失恋ソングです。曲の展開も歌詞も王道といった感じでしょうか。こういうときに輝くのが岡田の掠れ甘々低音ボイスです。しかもなんか声震えているしほんとに失恋したの?といった感じです。

キミノカケラ”はといいますとテクノバラードという曲調でしょうか。サビの剛健のエレクトリカルな歌声がマジでスパイス。加えてラップの鬼森田剛の得意技「バラードにのせるラップ」も随所に効いていて、切ない気分になったり、カミセンの歌唱に賞賛してみたり心も頭も休まらない曲です。

こういうテクノ系だけど切ない曲を歌わせたらカミセンの右に出るものはいないと思います。カミセンほど切なさを臨場感たっぷりに表現できるアーティストっているのでしょうか。同じ失恋でも「ふった」あるいは「疎遠になった」ではなく「ふられた」さらに言えば「捨てられた」感がどうしても強く出るのが特徴でしょうか。かけらの2曲以外にも失恋ソングはたくさんあるので聴いてくださいほんとに。

 

というわけでここまでおよそ6200字、カミセンについてつらつらとだらだらと書いてしまいましたがそろそろ締めたいと思います。残念なことにV6はいまテレビのレギュラー番組が一本だけ(しかも各週2人ずつなので6人揃うことはめったにありません)で、トニセンはラジオがあるからまだいいんですけど、カミセンとしての表立った活動は現状ありません。いまは健くんと准くんそれぞれのラジオと雑誌連載のみで剛くんは舞台などに専念というのが現実。膨れ上がる需要。つらいです。

ただカミセンはアイドル的側面はもちろんアーティスト的側面も育っているアーティストなのでアルバムで満足しています、頑張って抑えています。またカミコン(カミセンのコンサート)が2009年以降ないのでそろそろ来てもいいんちゃうかとにらんでいるところです。膨れ上がる需要

 

ここまで長文にお付き合いいただきありがとうございました。

次回はわたしのサブカルの根源を成すゲーム“テイルズオブジアビス”(に出てくるイケメン)について書きたいと思います。

 

参考

Candyの歌詞 http://www.uta-net.com/song/56903/

“悲しいほどにア・イ・ド・ル”~ガラスの靴~の歌詞 http://www.uta-net.com/song/92883/ 

想いのカケラの歌詞 http://www.uta-net.com/song/82314/

キミノカケラの歌詞 http://www.uta-net.com/song/150863/